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園芸施設共済が経営再建を後押し 大型台風被害を乗り越えて ―― NOSAI宮崎・宮崎県(1面)【2019年5月4週号】

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 「撤去費用と復旧費用は小さい額からでも補償してもらえ、とても助かった。頑丈なハウスの再建に役立て、安心して経営できるようにしたい」と話すのは、宮崎県西都市でピーマン13アールとマンゴー12アールをハウス3棟で栽培する川口裕格〈ひろのり〉さん(49)。昨年9月30日に台風24号による冠水でハウス3棟が倒壊する被害を受けたが、共済金により復旧の見込みが立った。近年は台風などの自然災害により、園芸施設の倒壊などの被害が多発している。農林水産省は、台風前の6月と降雪前の11月を「災害に強い施設園芸づくり月間」に設定。被害防止に向けた技術対策の徹底と園芸施設共済と収入保険制度への積極的な加入を呼びかける。本年から、園芸施設共済の内容も拡充され、より手厚い補償となっている。

(1面)

〈写真上:ハウスを撤去した場所で被害の説明をする川口さん〉
〈写真下:宮崎市でキュウリを栽培する北村豊實(とよみ)さん(65)。再建したハウスで生育状況を確認する〉


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