明日の経営と暮らしに役立つ農業共済新聞
2025年8月1週号(2025.7.31更新)
主食用米の生産量 前年産比56万トン増加へ(1面)
農林水産省は7月18日、2025年産の水田における都道府県別作付け意向(6月末時点)を公表した。38道府県が主食用米を増やし、前年実績比10万4000ヘクタール増の136万3000ヘクタールを見込む。平年の10アール当たり収量(539キロ)では56万トン増の735万トンとなる見通しだ。過去5年で最大の作付面積で、生産量の伸びは調査開始の2004年産以降、最大となる。政府は今年3月以降、一般競争入札と随意契約で合計81万トンの政府備蓄米の売り渡しを進めており、生産量の増加に伴い、主食用米の需給緩和や価格下落を懸念する声が高まっている。