明日の経営と暮らしに役立つ農業共済新聞
2025年12月1週号(2025.12.4更新)
大豆の晩播狭畦密植栽培 雑草抑えて中耕・培土作業を省略(1面)
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〈写真:「大豆の葉が陰になり雑草が発生しにくい」と説明する佐藤拓郎代表〉

 水稲・大豆78ヘクタールで経営する青森県黒石市の株式会社アグリーンハートは、大豆の晩播狭畦(ばんぱきょうけい)密植栽培に取り組み、「おおすず」で10アール当たり収量はおおむね200キロ以上を確保する。播種時期を7月下旬~8月中旬と慣行比で2カ月以上遅らせ、密植で葉の陰を作り雑草を抑制。播種後は収穫まで圃場内作業がなく、有機JASの規格に沿った栽培が可能になった。「労働力やコストは3分の1に減る。翌年に作付ける水稲にも利点が多い」と佐藤拓郎代表(44)。雑草抑制や地力向上の利点を生かし、米との輪作で有機栽培面積拡大につなげている。

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